
2012年10月、東京の府中市でお店を始めました。お店の名前はこぐま屋珈琲店と言います。家族で始めた、自家焙煎の小さな珈琲店です。お店を始める前は、できるだけ長く続けようと思って始めましたが、始めた後は、もう続けられないんじゃないかと思い続ける日々でありましたが、珈琲に携わってなかなかの年月が経っていたんだと、これを書いてて気がつきました。

7年か8年か経って、お店も安定してきたので、このまま続けていくのがいいか、別のことを始めた方がいいか考えるようになりました。でも、なんとなくですが、ここは出た方がいいような気はずっとしていて、ちょうどいいかどうかわかりませんがコロナがあったことや、家の環境が変わったりしたこともあって、店を出て一人でやってみることにしました。もうお店を持つことは考えていなかったのですが、2年くらい右往左往して、他に何をやったらいいかわからなかったので2022年3月、立川駅南口で珈琲店を始めることにしました。お店の名前はKOGUMA COFFEEと言います。とにかく、お店っぽくしたかったと言う思いが店名を横文字へ変えたような気がします。書体やその辺りのロゴをパピエラボの江藤さんにお願いしました。お店の目的は業務用の卸販売を中心にすることを考えて、倉庫のような焙煎所にすることにしましたが、自分で思っていたより、自分は職人的じゃないこともやってみてわかったことです。それから少しずつ変わって、だいぶ明るいお店になってきたと思います。

2025年4月現在、府中のお店はカフェとして多くの方に来ていただけるようになり、立川のお店も少しずつ、豆を使ってもらえるお店が増え、地域の方に寄ってもらえるようになりました。3年の間でたくさんの方と関わり、今は不動産仲介まで始めることになりましたが、それはまた別のところでお知らせいたします!年をとったのか、お店は周りの人たちに支えてもらって、続けさせてもらっていると言う事が本当によくわかります。それでもだいたい毎日悩みはつきませんし、胃が痛くなるようなことは度々起こるのですが、始めてよかったと思えるお店を続けられている事が本当にありがたく思います。そうは言ってもいつまであるかわかりません!お近くにいらした際はぜひお立ち寄りください!